介護福祉士の登録に期限はあるのでしょうか?
介護福祉士に合格!何かすべきことはあるの?
現場で働く介護職の最上位資格といっても過言ではない介護福祉士を取得した時、合格後にやるべきことは意外といろいろあります。
苦労して取得したこの資格を上手に活かすためには、その手順をしっかり把握しておく必要があります。
今回は、その中でも非常に重要と言われている介護福祉士の登録と現在の待遇面の見直しについて、皆さんと一緒にチェックしていきます。
まずは介護福祉士の登録から
介護福祉士試験に受かって合格証書を受け取った段階では、まだ登録資格を有しているだけという状態となります。
そのため、介護福祉士の名称を使って介護の現場で活躍するには、公益財団法人社会福祉振興・試験センターに登録をして、この資格を保有している証明書となる登録証を発行してもらう必要があるのです。
ちなみに登録時には、下記のものを準備する必要があります。
・合格証書に同封されていた登録申請書
・本籍地の書かれた住民票、戸籍抄本、戸籍の個人事項証明書のいずれか
・登録免許税の収入印紙(9,000円分)
・登録手数料の振替払込受付証明書(3,320円分)
上記を簡易書留を使って試験センターに送ると、審査・登録によって問題がなければ、1ヶ月ほどで自宅に登録証が送られてくる仕組みです。
ちなみに登録の期限のない介護福祉士の場合、この手続きを行わなくても合格証が無効になることはありません。
しかし介護福祉士として働く上では登録証が必要不可欠となりますので、必ず手続きを行うようにしてください。
職場の上司と交渉をする
介護福祉士の資格保持者は、ヘルパー2級やヘルパー1級相当の資格を持つ方々と比べて基本給が異なります。
またサービス提供責任者などを含めた現場で携われる業務の多い介護福祉士は、それよりも下の資格を持つ人たちと比べて基本給が高いことは当然とも言えるのです。
そのため、上記の手順で介護福祉士の登録証を発行してもらったら、それを持って会社側に給料などの待遇面の交渉を行ってみてください。
またこの資格を取得したことで介護職のリーダーといった役職がつくこともありますので、合格したら必ず上司にその事実を知らせる事が必要だと言えるでしょう。
こうした申し出をする方々の中には、給料がアップすると責任やプレッシャーが増えるといったネガティブなことを考えてしまう人も僅かに見受けられますが、この資格によって会社から認められることで生まれるやり甲斐は非常に大きいと言えそうです。